T-QARD Harbor

               

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T-QARD Harborは東北大学量子アプリケーション研究開発センター学生チーム「T-QARD Crews」が運営する、 数理情報統計、量子情報、最適化、機械学習分野の情報を提供するWebサイトです                

お知らせ

ICIAM 2023 TOKYO

羽場 廉一郎がICIAM 2023 TOKYO (東京都) で発表を行いました。

  • 羽場廉一郎 (2023/8/24, Oral) “Nonnegative binary matrix factorization by continuous relaxation and reverse annealing”

Statphys28

T-QARDメンバーが第28回統計物理学国際会議 Statphys28 (東京大学) で発表を行いました。

  • 高林泰成 (2023/8/8, Poster) “Improvement of Hybrid Scheme of Continuous Optimization and Simulated Annealing”
  • 平間草太 (2023/8/7, Poster) “Algorithm for Binary Quadratic Programming Problem by Column Generation and Quantum Annealing”
  • 丸山尚貴 (2023/8/9, Oral) “Interpretation of unfair sampling in quantum annealing by node centrality”
  • 森田圭祐 (2023/8/11, Oral) “A Simple Post-Processing Method for Improving Bayesian Optimization of Combinatorial Problems”

(以上五十音順)

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先行研究の記事

敵対的生成ネットワークの性能を高める変分量子回路

敵対的生成ネットワーク(GAN:Generative Adversarial Network)は、画像を生成する深層学習であり、パラメータが多くなるほど、計算コストが一層高くなるという問題があります。そこで、本論文ではGANの生成器を量子回路とニューラルネットワークのハイブリットで構成し、その結果、手書き画像の生成において、計算コストを削減することに成功しました。

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制約付き量子アニーリング:罰金項を使わずにグラフ彩色問題を解く

量子アニーリングでは、組合せ最適化問題の制約は罰金項として表現することが一般的です。しかしこの手法は量子アニーリング (QA) の性能を落としてしまうことが知られています。本論文では 制約付き量子アニーリング (Constrained Quantum Annealing, CQA) と呼ばれる手法を用いて組合せ最適化問題を解きます。この手法は制約を罰金項として表現するのではなく、量子効果を表す driver Hamiltonian を適切に用いることで制約を満たした解のみに限定して探索を行うことができる手法です。本論文では組合せ最適化問題の一例としてグラフ彩色問題に注目して、グラフ彩色問題を CQA を用いて解きます。実験の結果では CQA により最適解に近い解を得ることができました。一方で予想と違う結果も得られ、この考察も行います。

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実践記事

共通テストをD-Waveマシンで解こう!

現在の大学入試共通テストでは、マーク式問題が採用されています。記述式問題を取り入れることも検討されましたが、採点方法等の理由で取り下げられたことは記憶に新しいと思います。マーク式問題のデメリットは、分からない問題でも一定の確率で正解になってしまうことです。裏を返せば、問題文を見ることなく正解することも可能だということです。本記事では、D-Waveマシンを使って問題文を見ることなく共通テストを解いてみせましょう。

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量子アニーリングで文章を正確に読んでみよう!

日本語の「高い」には、「価値がある」や「物理的に上にある」などの意味が存在します。このような単語は、同じ文脈に出てくる他の単語に依存して意味が決定します。従って、単語と単語の間には何かしらの関係があると考えられます。本論文では、単語間の関係性を量子アニーリングマシンに入力することで、単語の意味を正しく判別出来るのか検証します。

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