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T-QARD Harborは東北大学量子アプリケーション研究開発センター学生チーム「T-QARD Crews」が運営する、 数理情報統計、量子情報、最適化、機械学習分野の情報を提供するWebサイトです                

解説記事

制約付き量子アニーリング:罰金項を使わずにグラフ彩色問題を解く

量子アニーリングでは、組合せ最適化問題の制約は罰金項として表現することが一般的です。しかしこの手法は量子アニーリング (QA) の性能を落としてしまうことが知られています。本論文では 制約付き量子アニーリング (Constrained Quantum Annealing, CQA) と呼ばれる手法を用いて組合せ最適化問題を解きます。この手法は制約を罰金項として表現するのではなく、量子効果を表す driver Hamiltonian を適切に用いることで制約を満たした解のみに限定して探索を行うことができる手法です。本論文では組合せ最適化問題の一例としてグラフ彩色問題に注目して、グラフ彩色問題を CQA を用いて解きます。実験の結果では CQA により最適解に近い解を得ることができました。一方で予想と違う結果も得られ、この考察も行います。

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無限幅ニューラルネットワークの統計力学 ― 活性化関数の観点から

ニューラルネットワーク(NN)の性能と活性化関数の関係にまつわる2つの研究の流れがあります.1つは,記憶容量の問題の統計力学的解析です.記憶容量とは,二値分類モデルが記憶できるランダムなデータの最大数(パラメータあたり)で,モデルの表現能力の指標の一つです.もう1つは,無限幅NNとGauss過程の関連に関するものです.この研究の流れは,NNの高い性能に対してより深い洞察を与える理論として注目されています.これらの研究は独立に発展してきましたが,両者には深いつながりがあることを指摘します.

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実践記事

量子アニーリングを用いたグラフ彩色(実践編)

概要 記事「量子アニーリングを用いたグラフ彩色」では貪欲法でグラフ彩色を行うときに独立点集合を量子アニーリングで求めたときと古典コンピュータで求めたときとで最適化性能の比較を行った論文を紹介しました。本記事ではこの手法を […]

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量子アニーリングを用いたポートフォリオ最適化 – 量子アニーリングソリューションコンテスト

今回は、量子アニーリングソリューションコンテストに参加した際の発表内容を紹介します。筆者はチームT-QARD-QAPOとして参加し、ポートフォリオ最適化に関するアプリを構想し、発表しました。ポートフォリオ最適化とは、リスクとリターンを考慮して、最適な資産の組み合わせ(ポートフォリオ)を見つけることです。ポートフォリオ最適化には様々な理論がありますが、今回は現代ポートフォリオ理論に基づいたポートフォリオ最適化を行いました。

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