T-Wave

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T-Waveは東北大学量子アニーリング研究開発センターT-QARDが運営するD-Waveマシンのユースケースナレッジベースサイトです。

お知らせ

学会発表

T-QARDメンバーが日本物理学会第78回年次大会 (東北大学) で発表を行いました。

  • 鹿内怜央 (2023/9/19)「現実のマップにおける量子アニーリングを用いた交通信号機の最適化」
  • 高林泰成 (2023/9/19)「連続最適化とシミュレーテッドアニーリングのハイブリッド方式の改善」
  • 平間草太 (2023/9/19)「列生成法と量子アニーリングを用いた0-1二次制約付き二次計画問題の厳密解法の開発」
  • 宮本誠也 (2023/9/19)「組合せ最適化問題に対するハイブリッドアルゴリズムの開発」

(以上五十音順)

学会発表

羽場廉一郎ICIAM 2023 TOKYOで発表を行いました。

  • 羽場廉一郎 (2023/8/24) “Nonnegative binary matrix factorization by continuous relaxation and reverse annealing”
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先行研究の記事

D-Waveマシンの限界を超える”大関法”

現状のD-Waveマシンでは、ハードウェア上に解きたい問題のグラフを埋め込む必要があります。このグラフが密になればなるほど、使用できる量子ビット数は少なくなってしまいます。問題をQUBO形式で表現する際、制約を罰金項で記述することがよくあります。しかし、罰金項は2次項であるため必然的にグラフは密になってしまい、使用できる量子ビット数を少なくしてしまいます。本論文では、このようなD-Waveマシンを使用する際に生じてしまう制限を解消する方法を紹介します。

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量子モンテカルロ法で無人航空機の通信網を作成する

この論文では量子アニーリングをシミュレーションする手法である量子モンテカルロ法によって無人航空機(UAV)の無線通信網を作成するアルゴリズムを提案しました。実験の結果、量子モンテカルロ法によって作成した通信網はSAで作成した通信網よりもエネルギー消費量が低くなっていました。

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実践記事

共通テストをD-Waveマシンで解こう!

現在の大学入試共通テストでは、マーク式問題が採用されています。記述式問題を取り入れることも検討されましたが、採点方法等の理由で取り下げられたことは記憶に新しいと思います。マーク式問題のデメリットは、分からない問題でも一定の確率で正解になってしまうことです。裏を返せば、問題文を見ることなく正解することも可能だということです。本記事では、D-Waveマシンを使って問題文を見ることなく共通テストを解いてみせましょう。

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Grammar sentences on blackboard background

量子アニーリングで文章を正確に読んでみよう!

日本語の「高い」には、「価値がある」や「物理的に上にある」などの意味が存在します。このような単語は、同じ文脈に出てくる他の単語に依存して意味が決定します。従って、単語と単語の間には何かしらの関係があると考えられます。本論文では、単語間の関係性を量子アニーリングマシンに入力することで、単語の意味を正しく判別出来るのか検証します。

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