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T-QARD Harborは東北大学量子アプリケーション研究開発センターT-QARDが運営する情報統計学、量子コンピュータ、最適化、機械学習分野の情報を提供するWebサイトです                

お知らせ

第2回量子アニーリング研究会

會田裕樹が第2回量子アニーリング研究会 (TKPガーデンシティPREMIUM田町) で発表を行いました。

  • 會田裕樹 (2024/2/20, 口頭)「量子アニーリングを用いたライドシェアリングサービスの最適化」

日本物理学会第78回年次大会

T-QARDメンバーが日本物理学会第78回年次大会 (東北大学) で発表を行いました。

  • 鹿内怜央 (2023/9/19, 口頭)「現実のマップにおける量子アニーリングを用いた交通信号機の最適化」
  • 高林泰成 (2023/9/19, 口頭)「連続最適化とシミュレーテッドアニーリングのハイブリッド方式の改善」
  • 平間草太 (2023/9/19, 口頭)「列生成法と量子アニーリングを用いた0-1二次制約付き二次計画問題の厳密解法の開発」
  • 宮本誠也 (2023/9/19, 口頭)「組合せ最適化問題に対するハイブリッドアルゴリズムの開発」
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先行研究の記事

制約付き量子アニーリング:罰金項を使わずにグラフ彩色問題を解く

量子アニーリングでは、組合せ最適化問題の制約は罰金項として表現することが一般的です。しかしこの手法は量子アニーリング (QA) の性能を落としてしまうことが知られています。本論文では 制約付き量子アニーリング (Constrained Quantum Annealing, CQA) と呼ばれる手法を用いて組合せ最適化問題を解きます。この手法は制約を罰金項として表現するのではなく、量子効果を表す driver Hamiltonian を適切に用いることで制約を満たした解のみに限定して探索を行うことができる手法です。本論文では組合せ最適化問題の一例としてグラフ彩色問題に注目して、グラフ彩色問題を CQA を用いて解きます。実験の結果では CQA により最適解に近い解を得ることができました。一方で予想と違う結果も得られ、この考察も行います。

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無限幅ニューラルネットワークの統計力学 ― 活性化関数の観点から

ニューラルネットワーク(NN)の性能と活性化関数の関係にまつわる2つの研究の流れがあります.1つは,記憶容量の問題の統計力学的解析です.記憶容量とは,二値分類モデルが記憶できるランダムなデータの最大数(パラメータあたり)で,モデルの表現能力の指標の一つです.もう1つは,無限幅NNとGauss過程の関連に関するものです.この研究の流れは,NNの高い性能に対してより深い洞察を与える理論として注目されています.これらの研究は独立に発展してきましたが,両者には深いつながりがあることを指摘します.

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実践記事

量子アニーリングによる配送計画(実践編)

概要 記事「量子アニーリングマシンによる配送計画」で扱った論文では、CVRP(容量制約有りの配送計画問題)を量子アニーリングマシンと古典コンピュータを用いたハイブリッドな手法で解き、その性能を古典コンピュータと比較してい […]

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